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智門塾(リベラルアーツ・ラボ)「心のバリアフリー×共生社会を目指して」にて話題提供をいたしました


平成30年(2018年)3月20日に神谷町光明寺にて智門塾(リベラルアーツ・ラボ)が開催されました。今回のテーマは「心のバリアフリー x 共生社会」で、詳細はこちらの告知文をお願いいたします。


当日のレジュメはこちらをお願いいたします。


前半「心のバリアフリー x 共生社会」というお題で私は話題提供を申しました。障害者単体を見るのではなく、むしろ私たちがいる社会に障害が存在していて、社会の障害を除去していけば、障害者たちは活躍でき、もちろん社会のお荷物でもなくなる。社会のお荷物をシステムとして生み出さない民間経営や公共経営が望まれていると思います。


後半のワークショップでは、対話の中で多様なキーワードが挙げられ、すべてが一つの社会システムでつながっているという視点も申しました。


三冊の参考文献を会ではご紹介しましたが、上記に関連して、以下もよろしければご一読くださいましたら、幸いです。


『世界はシステムで動く』(メドウズ、英治出版) http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2180


この視点に立ちますと、以下の例えができるのではとも申しました。


障害者問題は、健常者問題です。


黒人問題は、白人問題です。


女性問題は、男性問題です。


過疎問題は、都会問題です。


つまり、マイノリティ問題とは、マジョリティ問題なのです。


私たちマジョリティとされる人々が、どうマインドセットを改めていくかにより、マイノリティとされる方々が生きやすくなれるか、ひいては、社会全体として誰もが幸せに生きやすい社会が実現するかがかかってくるのではと感じております。


そして、今回光明寺というお寺の会場ということもあり、他の講演では触れずにきているのですが、人間には誰しも内面に仏性があると私は思います。まだ最近ですが、私は4年前にマインドフルネスを知り、臨済禅をするようになりました。


昨日お会いした学生の方々のお話からふと感じたたのですが、「自分は経験がないから、社会で非力だから、存在価値がないんだ」と自己肯定感を高く持てないことがあるかもしれません。


ですが、「いえ、そこにいるだけでいいのです。人間は誰しも存在していること自体が尊いのです」という仏教の考え方があると、10年ほど前にある社会起業の現場で私はお聞きし、それまで自己肯定感を高く持てなかった私は救いを感じました。


例えば小学校低学年の時にはのびのびと絵を描けていたのに、学年が上がるごとに絵が何かまとまってしまい、中学生高校生になると「いやもう絵は描けない」と自己制約を掛けてしまうという風景は、よく見られるところかもしれません。


人間は本来が自由であったのが、教育や社会訓練を積み重ねるごとに、自由を自己規制し、周囲への同調に向かうという心の趣きがあるかもしれません。


ですが、誰しも人間に仏性があるとしますと、それはマジョリティもマイノリティももはや関係ないということになるかと思います。個人の尊厳に着目し、一人一人を尊重した社会デザインが望まれるのではと思います。


このようは考え方はまだ社会で少数派かもしれません。ですが、マイナーはメジャーの第一歩です。


今回の会場にて、高校生や大学生のご参加を多く拝見しました。ヨコワというマグロの幼魚は、日本社会ではほとんど知られておらず、日本社会はマグロばかりをちやほやします。ですが、私は誰しも初めは素人で、ヨコワと思います。私たちの社会の未来のためには、ヨコワこそ大切なのです。


若い方々は、ぜひ「自分はいつかマグロになるんだ」という気持ちで、長期的な視野を持ち、大きな夢を持って、がんばっていただけたらと思っております。未来社会はみなさま若い世代の手の中にあるのです。


今回、心のバリアフリーと共生社会というテーマでご一緒しましたが、また何かの機会でお会いできますことを、楽しみにしております。

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